●家庭学習の習慣は、基本的な生活習慣の改善から!
規則正しい生活をしていない子どもには、家庭学習の習慣はつきません。家庭学習の習慣をつけるには、まず、規則正しい生活のリズムをつけることが大切です。
「子どもに魚を1匹与えれば1日持つ。魚の獲り方を教えれば一生持つ。」と言われるように、「学ぶ力」は、生きていく力を身につける上で必要不可欠です。その「学ぶ力」を高める家庭学習の習慣作りには、いくつかの秘訣があります。

●家庭学習の流れ、時間をきちんと決めましょう
習慣化するには、毎日、同じことのくり返しが必要です。そのためには、計画表を作り、毎日、同じ時刻、同じ場所で、同じ分量の家庭学習をすることです。家庭学習時間のめやすは、学年×10分間で、「腹八分目の勉強」とすることが、継続のポイントです。
家庭学習では、①宿題をまず仕上げる。
②授業の復習をする。
③余力があれば、授業の予習をする。
という「学習の流れ」を作りましょう。また、どのような日でも、勉強時刻がきたら机に向かわせましょう。「きょうは特別」という日を作ると失敗します。
●勉強に集中できる環境作りを!
今の子ども達はたくさんの遊び用具やマンガ本などを持っていますが、片づけるのが下手で、あちこちに散乱しています。まず、それらを整理させ、勉強場所の近くにおかないようにさせましょう。 子どもが家庭学習をするときには、
●テレビを消す。
●机の上から遊び用具などを片づけるのはもちろん、不要な勉強用具も片づけさせる。
「明窓浄机」・・・整った環境が子どもの気持ちをきりりと引き締め、学習効率を高めます。ただし、小学校低学年の場合、親の姿が見える食事テーブルなどのほうが、勉強部屋で一人でするよりも落ち着いて学習できることが多いものです。 子どもにとって、机に向かうことは、短時間でも辛いものです。その辛さを理解できる親は、子どもが勉強しているそばで、テレビを見ながら、大声でお茶飲み話などはできないはずです。