月刊ポピーは、全日本家庭教育研究会(全家研)が発行する家庭学習教材です。 このWebサイトは、全家研本部の公認支部サイトです。
秋田中央支部(秋田県)

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家庭学習はなぜ必要か?

4章 習慣作りには家族の協力が必要

●家庭学習の習慣作りのカギは、家庭の雰囲気です!

 子どもに、「勉強しなさい」と言うだけでは、「後で」などと言い訳をして、勉強をしたがらないものです。そのため、子どものやる気を引き出すような雰囲気を作り、支えてあげることが大切です。
 マラソンでは、スタートから数㎞の地点が、最も苦しいと言われております。家庭学習の習慣作りもそれと同じで、調子に乗るまでが特に苦しいのです。家族全員で、子どもが、その苦しみを乗り越えられるように、心から応援してあげましょう。

親と学習

●親の考え・態度・行動が環境です

 子どもにとって、家庭は安らぎの場で、親は最大で強力な学習環境でもあります。そのため、家庭では、ゆったりとしたくつろぎの中にも、ピリッとした学習の雰囲気が必要です。
 長い時間生活する家庭の雰囲気が、自然に子どもの心や体に染み込み、その家の子どもらしさを形成していきます。つまり、親の生き方の薫陶〈徳の力で人を感化し、教育すること〉を受けながら成長していくのです。「子どもは、親の言うようには育たないが、親のするように育つ」と言われるゆえんです。

●子どもの「がんばり」を、心からほめましょう

 元来、幼児や小学校低学年は勉強が大好きで、意欲的に本を読んだり、文字や数を書いたりするものです。その力をさらに伸ばしてあげるには、学習が終わったら、まず、その「がんばり」をほめ、すぐに成果を見てあげることです。
子どもの心を燃え上がらせるほめ方は、子どもの目をしっかり見て、

  • ●心からほめる
  • ●その場でほめる
  • ●具体的にほめる
  • ●物品を与えないでほめる
  • ●励まし、認める
  • ●人と比べないでほめる
  • ●その努力をほめる
  • ●いっしょに喜ぶ
  • ●変化をつけてほめる

ことです。たとえ間違いがあっても叱らず、ヒントを与えて考えさせます。そして、すべてできたら、もう一度、しっかりほめてあげましょう。
このように、できた喜びを実感させ、自己有能感〈自分もやればできるのだという気持ち〉を持たせることが、学習意欲を持続させる秘訣です。

●親が本好きであれば、子どもも本好きに!

親が本好きで読書の習慣があると、子どもも本好きに育ちます。親が熱心に読書をしている姿は、何にも勝る「親子の共学」であり、薫陶となるものです。
「して見せて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」です。親も努力が必要です!

●心に余裕のある、温かい家庭を!

 勉強好きの子どもや、困難を乗り越えていく子どもは、温かい会話や心のふれ合いのある家庭で育ちます。そして、このような子ども達は、親の願いに応えようと、がんばるものです。
 「楽しみは三人の児ども すくすくと 大きくなれる 姿見るとき」(橘 曙覧〈たちばなのあけみ〉)というぐらいの心の余裕が大切です。

●勉強の意義を何度も話し合いましょう

 小学校高学年、中学生になると、自分の生き方との関わりから学習意欲が芽生えます。どういう人になりたいのか、どんな職業につきたいのか、社会とはどのように関わっていくのかなどについて、日頃から話し合っておきましょう。
 このことは、親の人生観を踏まえて行う、家庭での大切な教育です。子どもは、その夢に向かって、家庭学習をしっかりやろうと、ますますがんばります。

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